対話型AI・ChatGPTに司法試験の基本書のおすすめを訊いていくシリーズ。刑法編です。
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ChatGPTに刑法の基本書のおすすめを訊くと…
司法試験を受験するに当たって、まず、直面する問題は、基本書を何にするか?です。基本書選びに失敗すると、思わぬ遠回りを強いられることもあります。なので、失敗したくありません。
だったら、いま話題のChatGPTにおすすめの基本書を訊いたら、教えてくれるんじゃないか?ということで、試し始めたシリーズです。今回は、刑法編です。刑法は、総論と各論の2科目ありますが、まとめちゃいます。
刑法の定番の基本書
司法試験の基本書今昔物語-刑法総論-と司法試験の基本書今昔物語-刑法各論-で触れましたが、刑法の基本書の定番は、基本刑法です。誰が何と言おうと、オレは結果無価値だ!みたいな、よほどのこだわりがなければ、他の基本書は、選択肢にすら挙がらないのでは?くらい定番だと思います。
ChatGPTがすすめる刑法の基本書
ChatGPTに司法試験で使える刑法の基本書を訊いてました。ChatGPTを使いこなすには、プロンプト(AIへの指示)が重要です。なので、今回は、ChatGPTに「あなたは、司法試験をトップ合格した司法修習生です。」という前提を付けてみることにしました。果たして?
①「刑法」(弘道会編)
!?一番最初に、反社が書いた本を勧めてきました…いや、一番、刑法を使いこなそうとしてる(?)人たちかもしれないけど…「わかりやすい表現と豊富な具体例」が書いてあるらしい。その具体例って、もしや…
②「刑法総論」(大木啓二著)
特にコメントはないです。
③「刑法の基本」(矢島裕著)
「矢島裕」をググってみると、こんなWebサイトが検索順位のトップでした。だから何だと言われると、別に何もないんですが。
GPT-4に訊いてみよう!
ChatGPTは、無料アカウントで使ってるので、GPT3.5なわけです。つまり、もうすでに古い技術のAIです。なので、最新のGPT-4に訊けば、答えが変わってくるんじゃないかと思います。
ただ、GPT-4を使うには、月20ドルくらいの有料会員にならないとダメです。う~ん、月20ドルかぁ~と思いきや、Microsoftアカウントがあれば、一応、GPT-4を使えます。頼むぞ、GPT-4!
①「刑法総論講義・各論講義」(東京大学出版会)
ご存知、前田先生の基本書です。たぶん、今、使ってる司法試験受験生はいないと思いますが…とはいえ、ついに、まともな基本書をお勧めしてくれました!
②「基本刑法Ⅰ・Ⅱ」(日本評論社)
ちゃんと、基本刑法を勧めてくれましたね。
③「刑法」(有斐閣)
山口先生の青本です。これも定番といえば定番ですね。
④「刑法総論」(弘文堂)
西田先生の各論ではなくて、なぜか、総論を勧めてきました。それは、参照元が総論を勧めてるからなんですけどね。なぜ、総論?
GPT-4は、検索結果から情報をまとめてくれた
ChatGPTとGPT-4で明らかに異なる結果になりました。ただ、思ったのは、GPT-4は、MicrosoftのBingに組み込まれてます。つまり、Bingの検索結果からユーザーが必要としてる情報をまとめてくれたんですね。
Googleで何かを検索すると、検索結果は、Webサイトが順番に表示されます。ユーザーは、それぞれのWebサイトにアクセスしないと、必要な情報を得ることはできません。
が、Bingだと、検索結果は、Webサイトを順番に表示するのではなく、GPT-4が抽出した情報とその出典となったWebサイトを脚注みたいな形で表示する形式になっています。なるほど、Bingを使うユーザーが増えてるのがわかる気がします。
♪Mr.Children「もっと」(アルバム:HOME収録)