対話型AI・ChatGPTの可能性を探るべくChatGPTに司法試験の基本書のおすすめを訊いていくシリーズ。今回は、民法の家族法編です。
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ChatGPTに家族法の基本書のおすすめを訊いてみた
司法試験の受験に欠かせないのが基本書です。司法試験は、基本書をどれにするか?が最初の難関といっても過言ではないかもしれません。
司法試験では、ウェイトは下がりますが、実務では必須の家族法、そんな家族法の基本書のおすすめをChatGPTに訊いてみました。
家族法の基本書の定番
まずは、家族法の基本書の定番を紹介します。ChatGPTが、定番の基本書を紹介してくれれば、合格というわけです。家族法の定番の基本書は、司法試験の基本書今昔物語-家族法編-で触れた以下の基本書です。
アルマは第7版が出るみたい。
ChatGPTがすすめる家族法の基本書
毎回、架空の本を勧めてくるので、プロンプトを「https://www.amazon.co.jp/で買える本の中なからおすすめの基本書を教えてくれ」としてみました。もちろん、GPT-4ではないので、Web検索はできないことは承知のうえです。
すると…以下の本をAmazonで買える本だとリンク付で紹介してきました。
①「家族法の基本」(鈴木善久著)
なんかもう、いろいろ混じってるなぁ~鈴木禄禰先生と能見善久先生か…ということで、架空の本です。当然、リンクは切れてます。
②「家族法」(永井裕章、神山智幸、有森裕子、西原浩章 著)
共著の本です。これもリンク切れてます。
③「親族法」(足立敬太著)
親族法のみの本を勧めてきました。リンク切れてます。
④「相続法」(永井裕章著)
今度は、相続法のみの本です。案の定、リンク切れてます。
ChatGPTを泳がしてみた
存在しない架空の本だということはわかってますが、ChatGPTを泳がせてみようと思います。①「家族法の基本」について、さらにあれこれ聞いてみようと思います。以下、ChatGPTとのやり取りの抜粋です。
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家族法の基本の出版社は?
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知識は2021年9月までの情報に基づいており、具体的な書籍の出版社情報は把握してない。Amazonで確認しろ。
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出版社がわからない本をなぜ勧めた?
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出版社情報がわからない書籍をお勧めすることは適切ではなかった。出版社の情報を把握していない場合は、正確な情報を提供できない。申し訳ない。
というような謝罪があって、改めて上記②~④の本を勧めてきました。
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これらの本の出版社はどこ?
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お詫び申し上げる。知識は2021年9月までのものであり、具体的な書籍の出版社情報までは把握してない。Amazon.co.jpの該当の書籍の商品ページにアクセスしていただき、出版社情報を確認してほしい。
といった謝罪を再度してきました。泳がそうと思ってましたが、リンク切れてるぞと指摘することにします。すると、謝罪して新たに3冊、今度は出版社も含めて教えてくれました。が、お察しのとおり、この3冊も架空の本です。
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Amazonと出版社のWebサイトで確認したが、これらの本は存在しない。なぜ、存在しない本を紹介するのか?知らないなら、最初から知らないと言ってくれれば良かったのでは?
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回答には不正確な情報が含まれており、ご迷惑をおかけした。提供した情報は最新ではなく、現実に存在しない書籍が含まれていたようだ。
この期に及んで情報が古いの一辺倒で切り抜けようとします。
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そもそも出版されていない本なので、情報が古いか新しいかの問題ではない。なぜ、架空の本を紹介するのか?
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情報を提供する際に、正確かつ信頼性のある情報を提供することを努めているが、時には誤った情報やミスが発生することがありる。今回のような誤った情報を提供してしまい、ご迷惑をおかけしたことを深くお詫びする。
う~ん、ChatGPTって、謝罪下手なのかも…どっかの政治家か!?
♪Mr.Children「I’m sorry」(アルバム:B-SIDE収録)