鈍器本が流行っているので,法律書の鈍器本をいくつか挙げておく

コロナ禍で鈍器本がベストセラーになっているようです。鈍器本といえば,法律書だ!ということで,法律書の鈍器本をいくつか紹介します。

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鈍器本がベストセラー

 コロナ禍で鈍器本がベストセラーになっているというニュース記事を見ました。鈍器本とは,要は,ページ数が多くて分厚い本のことです。要は,分厚い本を鈍器に例えて揶揄してるんですね。こんな分厚い本,読んでられるか!って。

 鈍器本といえば,法律書には,結構,鈍器本が存在します。そこで,法律書の鈍器本を紹介します。あくまでも鈍器本だということで紹介するので,内容は二の次なので,そこは悪しからず。

①江頭憲治郎「会社法」

 会社法の大家,江頭先生の会社法の体系書です。4月に最新の第8版が出版されました。実務家は必須というほどの本で,企業法務に携わる以上,避けては通れない本です。1000頁超えの1114頁あり,鈍器本といえば,真っ先に思い浮かぶといっても過言ではありません。

②菅野和夫「労働法」

 労働法の大家,菅野先生の労働法の体系書です。実務家は必須の本です。2019年に第12版が出版されました。この本も1000頁超えの1227頁あります。

③水町勇一郎「詳解労働法」

 2019年に出版された労働法の体系書です。水町先生は,有斐閣から主に学生向けの「労働法」を出版されていましたが,実務家向けの概説書として書かれたのが本書です。1000頁超えの1432頁あり,鈍器本の仲間入りです。

④⑤⑥伊藤眞「民事訴訟法」「破産法・民事再生法」「会社更生法・特別清算法」

 民事訴訟法の大家,伊藤先生の3部作です。「民事訴訟法」は1000頁未満の832頁で鈍器本と呼ぶには,ちょっと物足りません。しかし,「破産法・民事再生法」は1342頁,「会社更生法・特別清算法」は1015頁と1000頁超えで鈍器本と呼ぶにふさわしい本です。

⑦六法全書

 ここまで,あえて六法とコンメンタールは挙げませんでした。当然,六法とコンメンタールは,基本書・概説書・体系書に比べて分厚くなります。なので,鈍器本で六法を挙げるのは,別にルールはないけど,何か,反則的な気がするでしょ。

 でも,挙げておきます。六法の中でも一番分厚いのは,六法全書でしょう。そのページ数は,なんと,6748頁!?1000頁超えとか言ってたのは,何だったんだ…ネ,反則的な気がするでしょ。まぁ,でも2分冊なのは,ここだけの話です。

♪Mr.Children「終末のコンフィデンスソング」(アルバム:SUPERMARKET FANTASY収録)

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