自動で電源がつかない、NASの不調の原因はリチウムボタン電池!?

数年前に買ったSynologyのNAS・DS218jが自動起動しなくなりました。その原因は、どうやらリチウムボタン電池のせいみたいという話しです。

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Synology DS218j

 数年前からSynologyのNASのDS218jを使っています。

DS218j

 これまで、特に問題なく、普通に使えてました。が、ここ数日、致命的な問題とまではいきませんが、調子が悪くなってきました。もしかして、新しいNASに買換えないとダメなのか?と頭をよぎりました。

電源管理で電源をオン・オフ

 NASを使ってる人って、おそらく、24時間365日、電源を入れっぱなしにしてるんだと思います。でも、深夜・早朝は、どう考えてもNASは使わないんで、電気代がもったいないなと思い始めました。

 SynologyのNASは、「電源管理」で電源のオン・オフの時間を設定することができます。この機能によって、自動的に、深夜にシャットダウンして、朝に電源を入れることができます。

自動で電源がつかない

 こうして、「電源管理」で、深夜にシャットダウンして、朝に電源がつくようにしてたのですが、ここ数日、自動で電源がつかなくなりました。

 自分で電源ボタンを押せば、電源はつくし、NASも問題なく使えています。で、深夜になると、シャットダウンはちゃんとしてくれてます。

 なので、大きな問題はないんですが、このNASは、事務所に設置してるので、シャットダウンしちゃうと、事務所に行かないとNASが使えないという、ちょっとした問題に直面しました。

Synologyの公式の案内

 ネットで調べてみると、SynologyのWebページに、一応の対応が載ってました。

サードパーティパッケージをアンインストールする

特にダウンロードしてないので、ここはスルーしました。

STEP
1

電源スケジュールを削除

電源スケジュールをすべて削除しました。

STEP
2

NASを10分で起動する新しい電源スケジュールを作成

10分後に電源が入るように、新しいスケジュールを作りました。

STEP
3

NTPサービスを有効にする

元々、有効になってました。

STEP
4

NASをシャットダウンする

これで、10分後に電源がつくかどうか?を確認するわけですが…

STEP
5

 10分後に、ちゃんと電源がついた場合は、「マザーボード上のSynology NASのCR2032/CR1220バッテリーの電力低下が原因」の可能性があるので、販売店に問合わせろと記載されています。

 しかし、10分後に電源がつかなかった場合のことは、何一つ言及されていません。現に、10分後に電源はつきませんでした。

マザーボード上のバッテリーってリチウムボタン電池のことか

 これは、いよいよ、新しいNASに買換えないとダメなのか?と思い始めました。

 ネットで色々調べてると、こんなWebページを発見しました。リチウム電池を交換?えっ、NASってリチウム電池なんか入ってるの?たぶん、PCを自作する人からすると、常識なんでしょうが、ド素人は、そんなこと思いもしませんでした。

 SynologyのWebページに書いてあったマザーボード上の電源って、リチウム電池のこと?だとしたら、販売店に問合わせろとか大袈裟に書きすぎじゃない?

DS218jを分解してみた

 リチウム電池なんかある?とDS218jを分解してみました。

HDDを外した状態

 これは、見慣れた状態です。HDDを外したところです。ここからカバーを外してみます。

カバーをはずした状態

 いた!?リチウムボタン電池がいた!?こいつのせいだったのか…

謎のメーカーのリチウムボタン電池

 そういえば、SynologyのWebページに、「CR2032/CR1220」って、リチウムボタン電池の品番みたいなの書いてあったな…いや、これで、リチウムボタン電池だ!って気づくのか?

リチウムボタン電池を交換したら自動で電源がついた

 ということで、リチウムボタン電池を新しいのに交換したところ、ちゃんと自動で電源がつきました。しばらく様子見ですね。

♪Mr.Children「365日」(アルバム:SENSE収録)

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