映画公開も迫る浅倉秋成「六人の嘘つきな大学生」を紹介します。
※本投稿には、アフリエイト広告を表示しています。
六人の嘘つきな大学生
久々に小説を紹介します。今回、紹介するのは、2024年11月に公開予定の映画化でも話題の浅倉秋成「六人の嘘つきな大学生」です。
ちなみに、コミカライズされています。
主な登場人物
「六人の嘘つきな大学生」というタイトル通り、主な登場人物は、6人の大学生です。
久賀蒼太:慶応義塾大学総合政策学部
袴田亮:明治大学、高校時代野球部キャプテン、現在ボランティアサークル代表
矢代つばさ:お茶の水女子大学、国際文化を学び語学力に自信
嶌衣織:早稲田大学で社会学を学ぶ
波多野祥吾:立教大学で経済学専攻、散歩サークルに所属
森久保公彦:一橋大学
あらすじ
IT企業のスピラリンク株式会社の新卒採用の最終選考に残った6人の大学生。最終選考は、グループディスカッションでスピラリンクが抱える問題をどのように進めていくかという議題になるという。このグループディスカッションは、1か月で6人が互いのことを理解し合い、長所を最大限に生かし、短所を補い合うというチームを結成し作り上げるチームディスカッションだという。グループディスカッショの出来によっては、6人全員に内定を与えることもあるという。
6人は、全員で内定を取るため、打合せを重ね、それぞれが自分の強みを生かし、グループディスカッショの対策を練っていく。しかし、最終選考の直前に、スピラリンクから急遽採用枠が1つになったこと、グループディスカッショの議題が6人の中から誰が最も内定にふさわしいかに変更になったと連絡があった。
最終選考のグループディスカッショ当日、グループディスカッショの時間は2時間30分、6人は30分おきに1回、誰が内定にふさわしいかを投票することにした。1回目の投票終了後、扉付近に白い封筒があることに気づく、封筒の中には、「〇〇さん用」と書かれた6人分の小さい封筒が用意されていた。久賀が自分の封筒を開けると、袴田が高校時代に部活内でいじめを行い部員を自殺されたとの告発文が。
この封筒の存在で場の雰囲気は一変、6人は疑心暗鬼になる。残りの封筒を開けるのか?開けないのか?そして、誰が封筒を用意した犯人なのか?内定を勝ち取るのは誰か?一気読み必至のミステリー。
小説は、2部構成になっています。最初の「就職試験」で一応、犯人が明らかになります。が、?という終わり方をします。そして、8年後の「それから」、ある人物のもとに、犯人が亡くなったという連絡があったのを機に、改めて8年前の真相を調べると…
♪Mr.Children「WALTZ」(アルバム:REFLECTION {Naked}収録)