青春18きっぷが改悪!?リニューアルの概要とは

JRグループから2024年12月10日~利用できる冬の青春18きっぷの発売が発表されました。が、青春18きっぷがリニューアルされることになり、その内容が改悪かと話題になっています。

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青春18きっぷ

 青春18きっぷとは、毎年、春・夏・冬の年3回、学校の長期休暇に合わせて発売されるJR全線の普通列車に乗り放題という切符です。

 2024年の夏は、例年発売がアナウンスされる時期に発売のアナウンスがなく、もしや廃止されるのでは?とざわつきましたが、無事に発売されました。

 2024年の冬の青春18きっぷが発売されることになりましたが、その内容が大きく変更されます。JRはリニューアルと言っていますが、改悪では?と話題になっています。青春18きっぷがどう変わったのか?をまとめておきます。

青春18きっぷの基本的な内容

 青春18きっぷの基本的な内容に変更はありません。

青春18きっぷの基本的な内容

JR全線の普通・快速列車の普通車自由席、BRT、JR西日本宮島フェリーの乗り降りが自由

一部区間は特急列車に乗車できる

JR線へ通過利用する場合に限り、一部の第三セクター路線に乗車できる

乗車した列車が0時を過ぎて最初に停車する駅まで有効

リニューアル前の青春18きっぷ

 リニューアル前の青春18きっぷの特徴は、以下のとおりです。

リニューアル前の青春18きっぷ

1枚の切符で、1人1日分×5回分の利用が可能

 青春18きっぷは、1人1日分×5回分という切符です。青春18きっぷは1枚の切符として発券されますが、実質は、5枚の切符なんです。5回分を1人で使ってもいいし、複数人で使うこともできます。なので、こんな使い方ができます。

青春18きっぷの使い方

①1人で連続5日間利用する

②1人で5回に分けて利用する

③5人グループで1日利用する

④2人で2日利用して、1人で3日利用する

 もちろん、上記以外のいろいろな使い方が可能でした。

リニューアル後の青春18きっぷ

 リニューアルされる青春18きっぷの主な特徴は、以下のとおりです。

リニューアル後の青春18きっぷ

①自動改札を通れる

②1枚につき1人のみ利用可能

③連続する3日間用と連続する5日間用の2種類が発売

④有効期間の最終日は、終電まで利用可能

 自動改札対応になったことにより、複数人での利用ができなくなりました。JRは自動改札を通れるのをめちゃくちゃ押してますが、複数人で利用できないことのデメリットが大きいんじゃないか?

 さらに、今までは、有効期間内に5回分を使いきればよかったんですが、購入時に指定した連続する5日間の利用になってしまいました。さすがに、連続する5日間の利用だと利用が難しいだろうということで、連続する3日間用も発売されます。

 (1)複数人で利用できないこと、(2)連続する5日間又は3日間の利用になったことが、改悪だと言われている理由です。しかも利用期間は、購入時に指定しないといけないという制約もついています(ただし、利用可能前に限り1度だけ変更可能)。

 ちなみに、料金は、5日間用が今までと同じ12,050円で、3日間用が10,000円です。秋に発売された秋の乗り放題パスも1人で連続する3日間利用可能で7,850円だったので、3日間用の料金の高さが目を引きます。

 終電まで利用できるぞというのは、リニューアル後の改良点といえそうですが、JRのプレスリリースだと、」「有効期間の最終日は」と限定しています。なので、あんまり、恩恵を受けるということはないんじゃないか?と思います。

青春18きっぷ北海道新幹線オプション券

 本州から北海道に鉄道で行くには、青函トンネルを通る必要があります。が、青函トンネルを通る普通列車はなく、新幹線に乗るしか方法がありません。

 そこで、青春18きっぷの利用者限定で、北海道新幹線と道南いさりび鉄道の木古内-五稜郭間を乗車できるオプション券が発売されます。

 これまでは、奥津軽いまべつから木古内まで新幹線に乗って、木古内-五稜郭を道南いさりび鉄道に乗る2,490円のオプション券でした。

 しかし、そもそも奥津軽いまべつ駅での津軽線との接続が考慮されていないのと、津軽線がまともに機能していないことから、奥津軽いまべつでの乗り換えが、ちょっと現実的ではありませんでした。そこで、青春18きっぷのリニューアルに併せて、北海道新幹線オプション券もリニューアルされました。

リニューアル後の北海道新幹線オプション券

①北海道新幹線の自動改札を通れる

②北海道新幹線利用区間が、新青森-木古内間に拡大

 新幹線の利用区間が、新青森-木古内間に拡大したことで、料金が4,500円になりました。ちなみに、新青森-五稜郭間の料金は、6,250円(特定特急料金の場合)なので、若干、安く設定されています。

青春18きっぷの特典はなくなった?

 2024年夏の青春18きっぷのプレスリリースは、表紙(?)込で6頁ありました。2024年冬の青春18きっぷのプレスリリースは、リニューアルがあったにもかかわらず、3頁でした。これって、青春18きっぷに対するJRの熱量がなくなってる証しなのかな?と疑ってみたくなります。

 夏のプレスリリースには、青春18きっぷ利用日にJRホテルグループの加盟ホテルに宿泊すると、割引などの特典が受けれると書いてありました。が、冬のプレスリリースには、その記載がありません。ということは、この特典はなくなったということなんでしょうか?

詳しくは、JR時刻表で

 JRのプレスリリースに、「青春18きっぷ」「北海道新幹線オプション券」の詳細については、JR時刻表を見ろと書いてあったので、Amazonのリンクを貼っておきます。

♪Mr.Children「ティーンエイジ・ドリーム (I~II)」(アルバム:KIND OF LOVE収録)

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