2023年秋の値上げを発表しているEX予約ですが、グリーンプログラムが終了し、新たに、JR3社のポイントに変更されます。
EX予約(エクスプレス予約)
EX予約は、JR東海・西日本・九州が運営する東海道・山陽・九州新幹線の予約ができる有料会員向けサービスです。
有料会員向けサービスなので、年会費1,100円が必要です。ただ、年会費1,100円は、東京-新大阪の片道でペイしちゃいます。
EX予約は、EXアプリを使ってスマホからすぐに予約ができます。しかも発車4分前まで予約できて、予約の変更も何度でもできます。なので、東海道・山陽・九州新幹線を利用するには、必須のサービスと言っても過言ではないと思います。
2023年秋に値上げする
そんなEX予約ですが、2023年秋に値上げすることを発表しています(EX予約(エクスプレス予約)の料金改定、割引が大幅に縮小…参照)。
現在、EX予約で、東京-新大阪間ののぞみの指定席を利用すると、13,620円です。値上げ後は、14,230円になります。
グリーンプログラムも終了
値上げが発表されているEX予約ですが、グリーンプログラムが終了することが発表されました。
グリーンポイントの付与は2023年12月31日で終了し、2024年6月30日23時30分までに予約操作しなければ、ポイントは失効します。
グリーンプログラム
グリーンプログラムとは、EX予約を使って、東海道・山陽・九州新幹線に乗ると、グリーンポイントが貯まります。たとえば、東京-新大阪間だと90ポイント貯まります。
そして、1,000ポイント貯めると、ポイントを使って、のぞみ・みずほの指定席をグリーン車にアップグレードすることができます。
東京-新大阪間ののぞみ指定席は、13,620円です。13,620円で90ポイント貯まるので、還元率は0.66%です。1%ないんですね。
しかし、のぞみグリーン車は、18,480円です。差額4,860円を1,000ポイントで賄えるので、1ポイント4.86円換算になります。したがって、グリーンプログラムって、実質3.2%還元なんです。
2023年10月1日から、JR3社のポイントが貯まる
2023年10月1日からは、以下のように、JR3社のそれぞれのポイントが貯まります。ちなみに、ポイントが付与されるには、新幹線にEX予約でチケットレスで乗車する必要があります。なので、e特急券の場合は、ポイント付与されないんでしょうね。
2023年10月1日~ということは、EX予約の料金の値上げも10月1日からなんだろうか。
それぞれのポイントを貯めるには、それぞれのポイントに登録する必要があります。なので、JR東海、西日本、九州の3社それぞれのアプリをダウンロードして登録した後、EX予約と紐づける必要があるはずです。めんどくさいな。
EXポイント
東海道新幹線の利用者が一番多いので、EXポイントの話しをします。
東京-新大阪間を乗車すると、EXポイントが83ポイント付与されます。グリーン車だと112ポイントになります。
EX予約の値上げ後の東京-新大阪間ののぞみ指定席の料金は、14,230円、グリーン車が19,100円です。ということは、ポイント還元率は、指定席で0.583%、グリーン車で0.586%です。グリーンプログラムより還元率が低い!
で、このEXポイントは、1ポイント1円で使えます。グリーンプログラムみたいに1ポイント4.86円換算みたいなことはありません。また、JR東海のプレスリリースを見る限り、グリーン車にポイントで乗ることはできないみたいです(WESTERポイントは可能)。
つまり、東京-新大阪間の往復の166ポイントでドリンク1本に交換できるにとどまります。しかも、EXポイントをTOKAI STATION POINTに交換しないとダメみたいで、また、登録しないとダメなのか…
東海道新幹線にビジネス客はいらない?
EX予約の値上げといい、グリーンプログラムの廃止といい、どうもJR東海は、東海道新幹線にビジネス客はいらないと考えてるんじゃないかと思う今日この頃です。
観光客がターゲットだとすると、新幹線を1年前から予約できるぞとか、EX旅パックとか、EX旅先予約といった新サービスをアピールしているのもうなずけます。
でも、新幹線に年に何度も乗車しない人は、EX予約の会員にはならないんですよねぇ~だとすると、チケットレスが進むのか?
♪Mr.Children「Mirror」(アルバム:深海 収録)