JR西日本の旅客営業規則を通しで見てみようということで、今回は、第2編旅客営業の第3章旅客運賃・料金の定期旅客運賃編①です。
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旅客営業規則
旅客営業規則は、JR各社(貨物を除く)の旅客と運送契約に適用する条件を定めたものです。要するに、運送約款のことです。簡単に言うと、みどりの窓口に備え付けられてる時刻表の最後の方に載ってる切符のルール等の元ネタです。JR各社で内容は異ならないと思いますが、JR西日本の旅客営業規則を見ていこうと思います。
旅客営業規則第2編旅客営業第3章旅客運賃・料金第3節定期旅客運賃
今回は、旅客営業規則の第2編旅客営業の第3章旅客運賃・料金の定期旅客運賃を取上げます。基本的に、大人通勤定期旅客運賃のみを取上げることにします。
大人定期旅客運賃(95条)
普通旅客運賃と同様、本州3社と北海道・四国・九州とで運賃が異なります。95条で規定しているのは、本州3社の大人定期旅客運賃です。
大人定期旅客運賃といっても、①大人通勤定期旅客運賃、②大人通学定期旅客運賃、③大人特別車両定期旅客運賃、④大人特殊均一定期旅客運賃の4種類あります。
④の大人特殊均一定期は、山手線全線を乗り降りできる定期です。その旅客運賃は1か月14,490円となっています。①~③は、別表第2号で定められています。すべて挙げるときりがないので、かなり省いて抜粋します。
大人通勤定期旅客運賃(幹線内相互発着)
幹線内相互発着の場合の大人通勤定期旅客運賃を営業キロ30㎞・60㎞・100㎞の3つだけ挙げておきます。
営業キロ | 1か月 | 3か月 | 6か月 |
30㎞ | 15,010円 | 42,810円 | 72,860円 |
60㎞ | 28,900円 | 82,350円 | 142,560円 |
100㎞ | 47,510円 | 135,400円 | 243,940円 |
大人通勤定期旅客運賃(地方交通線内相互発着)
地方交通線内相互発着の大人通勤定期旅客運賃を幹線内相互発着の場合と同様に挙げておきます。
営業キロ | 1か月 | 3か月 | 6か月 |
30㎞ | 17,810円 | 50,750円 | 85,540円 |
60㎞ | 31,580円 | 90,060円 | 167,900円 |
100㎞ | 51,890円 | 147,880円 | 270,860円 |
大人特別車両定期旅客運賃
特別車両定期旅客運賃は、①電車特定区間内相互発着でない場合、②電車特定区間内相互発着で山手線内相互発着でない場合、③山手線内相互発着となる場合の3種類の運賃が定められています。普通車のグリーン車を使うのは、ラッシュ時の着席確保が目的だと思うので、②の運賃を大人通勤定期旅客運賃と同様に載せておきます。
営業キロ | 1か月 | 3か月 |
30㎞ | 47,690円 | 135,920円 |
60㎞ | 71,240円 | 203,050円 |
100㎞ | 88,820円 | 253,120円 |
九州旅客鉄道会社線内の大人定期旅客運賃(95条の4)
本州3社と北海道・四国・九州とでは、運賃が異なります。大人定期旅客運賃では、JR九州の大人通勤定期の幹線内相互発着の場合の運賃を挙げておきます。やはり本州3社と比べると、少し高く設定されています。
営業キロ | 1か月 | 3か月 | 6か月 |
30㎞ | 17,130円 | 48,870円 | 84,350円 |
60㎞ | 31,230円 | 89,020円 | 156,340円 |
100㎞ | 47,940円 | 136,610円 | 257,730円 |
♪Mr.Children「ラララ」(アルバム:DISCOVERY収録)