JR西日本の旅客営業規則を通しで見てみようということで、今回は、第2編旅客営業の第5章乗車券類の様式の通則です。
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旅客営業規則
旅客営業規則は、JR各社（貨物を除く）の旅客と運送契約に適用する条件を定めたものです。要するに、運送約款のことです。簡単に言うと、みどりの窓口に備え付けられてる時刻表の最後の方に載ってる切符のルール等の元ネタです。JR各社で内容は異ならないと思いますが、JR西日本の旅客営業規則を見ていこうと思います。
旅客営業規則第2編旅客営業第5章乗車券類の様式第1節通則
今回は、旅客営業規則の第2編旅客営業の第5章乗車券類の様式の通則を取上げます。
乗車券類の表示事項（183条）
もし、今、手元にJRの切符がある人は、切符の表面を見てみてください。以下の事項が表示されているはずです。
①旅客運賃・料金額、②有効区間、③有効期間、④発売日付、⑤発売箇所名
書いてない事項があるぞという場合、臨時に発売する乗車券類又はその他特殊の乗車券類なんだと思います。この2つの場合は、上記の表示事項の一部を省略することがあります。
この章に規定する乗車券類の様式の変更又は補足等（184条）
183条以下の乗車券類の様式は、印刷上の形式です。それぞれの乗車券類には、相当の事項を印刷し、発売する際に、不足する事項又は印刷する事項を記入式とした事項等は、印章を押したり、記載したり、切断したり、又は入鋏する等の方法によって補います。
183条は表面に記載すると規定していますが、必要に応じて、表示事項の一部を裏面表示にすることが認めれています。表示事項の配列を変更することもできます。
小児用等の乗車券類の乗車券類
小児用等の乗車券類は、以下の記号が関係券片の表面に影文字等で印刷されています。
(1)小児用の乗車券類： 「小」
(2)学生割引用の乗車券：「学」
(3)往復割引用の乗車券：
(4)割引用の通学定期乗車券：「小中」、「高」
(5)特別車両定期乗車券：「G」
普通乗車券とその他の乗車券類
普通乗車券と特急券、特別車両券、寝台券、座席指定券とは、それぞれ1枚のものとすることがあります。新幹線に乗るとき、乗車券と特急券がセットになった1枚の切符が発券されることがありますよね。
乗車券類になる場合は、新幹線と在来線の特急に乗車する場合に1枚になることがあります。また、のぞみ・みずほ以外の新幹線の自由席特急券とのぞみ・みずほの特定特急券が共用となることがあります。
東海道新幹線の自由席特急券と特定特急券で、東京駅発着となるものと品川駅発着になるものが共用になることがあります。187条の規定ですが、この場合、「東京・品川」と表示されます。
字模様の印刷（186条）
乗車券類に原則として印刷される字模様が規定されています。画像なんで省略します。
乗車券類の駅名等の表示方（187条）
乗車券の発駅名と着駅名は、旅客運賃の計算に従って表示します。
①大都市近郊区間内各駅相互発着の場合と②発着区間の営業キロが片道100キロメートル以下の乗車券は、発駅名と着駅名を略図又は着駅名を金額で表示することがあります。駅の券売機で普通に買う近距離切符のことですね。大阪駅→300円とかの表示になってますよね（基本ICカードを使ってるので、記憶を引っ張り出してる。）。
特定都市内の場合
東京都区内とか大阪市内といった特定都市内の表示は、以下のようになります。
(1)東京都区内
(2)東京山手線内
(3)横浜市内・川崎・ 鶴見線内→「横浜市内・川崎」又は「横浜市内」と表示されることがあります。
(4)大阪市内→「大阪市内（南吹田駅、高井田中央駅、ＪＲ河内永和駅、ＪＲ俊徳道駅、ＪＲ長瀬駅及び衣摺加美北駅を含む。）」と表示されることがあります。
(5)神戸市内→神戸市内（道場駅を除く。）」と表示されることがあります。
以下は、省略します。なお、これらの表示は、特別補充券等では、「都区内」とか「赤羽」といったように簡記したり、略図で表示することがあります。
新大阪駅・大阪駅が発着駅の場合
「新大阪・大阪から」、「大阪・新大阪ゆき」という表示になります。
B特急券等
B特急券は、「B自由席特急券」のように「B」と表示されます。未指定特急券は、「特急券（座席未指定）」と表示されます。
旅客運賃・料金の割引等に対する表示（188条）
旅客運賃・料金を割り引く乗車券類には、その表面にゴム印が押されます。ゴム印の画像が規定されてますが、画像なので省略します。
♪Mr.Children「Cross Road」（アルバム：Atomic Heart収録）
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