JRの切符のルールであるJR西日本の旅客営業規則を眺める-第2編旅客営業第8章入場券-

JR西日本の旅客営業規則を通しで見てみようということで、今回は、第2編旅客営業の入場券編です。

※本投稿には、アフリエイト広告を表示しています。

旅客営業規則

 旅客営業規則は、JR各社(貨物を除く)の旅客と運送契約に適用する条件を定めたものです。要するに、運送約款のことです。簡単に言うと、みどりの窓口に備え付けられてる時刻表の最後の方に載ってる切符のルール等の元ネタです。JR各社で内容は異ならないと思いますが、JR西日本の旅客営業規則を見ていこうと思います。

旅客営業規則第2編旅客営業第8章

 旅客営業規則第2編旅客営業第8章入場券を取上げます。入場券で1章使ってますが、そんなに規定することあるんでしょうか?

入場券の発売(249条)

 乗車以外の目的でホームに入場する場合、入場券を購入し、所持しないといけないという規定です。

 乗車券と同様、入場者は、①大人と②小児に区分されています。

 入場券は、駅で係員又は券売機により発売されます。規定上は、入場券の使用時間を制限して発売することがあるとされてますが、時間制限のない入場券って発売されてる?

 入場券の使用時間を制限する場合は、券面に発売時刻及び使用時間を制限する旨が表示されています。

 入場券は、入場する日の当日に発売されます。なので、お盆休みとかに、家族を見送りにホームまで行きたいけど、駅が混むから予め入場券を買っておこうということはできません。

 定期入場券というのが、別に定める駅で、特に必要と認められる場合に限って発売されているみたいです。旅館やホテルの従業員が客をお出迎え・お見送りするために使ってるみたいです。

入場券の種類及び料金(295条)

 入場券には、普通入場券及び定期入場券の2種類があり、料金は、以下のとおりです。定期入場券については省略しますが、結構高いです。

普通入場券

 普通入場券は、大人150円です。これが、原則です。以下、例外があります。

東京附近の電車特定区間内の各駅

 例外と書きましたが、大人150円です。

大阪附近の電車特定区間内の各駅

 大人140円

名古屋近郊

 東海道本線(新幹線)の豊橋-岐阜羽島間、東海道本線の豊橋-大垣間、武豊線、中央本線の多治見-名古屋間、関西本線の名古屋-四日市間は、大人160円です。

JR北海道

 大人200円。JR北海道は、入場券がめちゃ高いんですね…ただし、新青森駅は150円です。まぁ、新幹線と在来線で入場券の料金が違うというわけにはいかないですからね。

JR四国

 大人190円

JR九州

 大人170円。ただし、小倉駅と博多駅は150円です。まぁ、同じ駅で、新幹線と在来線のホームで値段が違うというわけにもいかないですからね。

入場券の効力(296条)

 普通入場券は、発売駅で発売当日中に1人1回限り使用できます。使用時間を制限して発売した普通入場券は、当然、その制限使用時間内に限り使用できます。ということは、1日に何度も入場券を買ってホームに入るということは、規定上はできないんですね。

 入場券所持者は、列車に立ち入ることはできません。ただし、JRが特に認める場合は、立ち入ることができます。

♪Mr.Children「もっと」(アルバム:HOME収録)

Follow me!